無料相談をよりお得に使う方法~弁護士の視点から~

 現状、多くの事務所が無料相談を実施ていることかと思います。その無料相談について、どのようにすれば有効活用できるでしょうか。弁護士の視点から相談の有益な利用方法をお話させて頂きます。

前提として、弁護士に依頼も検討されている方を対象にさせて頂きます。あまり依頼を考えていない方は、聞きたいことを聞いて頂くというシンプルに進めて頂ければと思いますので今回は割愛させて頂きます。

1 事前準備

 ご相談の前に、可能であればその件に関係する客観資料のご準備とごく簡単で結構ですので時系列の流れがあれば弁護士も頭を整理しやすいのでより有益なアドバイスを受けやすいかと思われます。

 客観資料としては、例えば遺産分割であれば名寄せや戸籍、離婚事件であれば戸籍、不貞慰謝料であれば不貞行為を裏付ける資料になります。その辺りについて、問い合わせ時に必要なもの、準備しておいた方が良いものを確認しても良いかしれません。

 時系列はごく簡単で良いのでメモ等あれば弁護士は書面を読むのは慣れているのでまとめて頂けると早いかもしれません。

2 当日のご相談

 色々話したいと思われるので、それ自体を否定するつもりはありませんが、あくまでより有益にといった視点からお伝えします。

 細かくキャッチボールして頂く方が、限られた時間を有効に使えます。その中で必要なことは弁護士から確認されると思いますので、事実関係を回答頂けますと弁護士視点では助かります。

 また、様々な弁護士がいますので、あまり明確に回答頂けない方もいると思いますので、その際ははっきり本件は離婚できますが、養育費はいくらぐらいもらえますか、この件の手続の流れはといったように聞いて頂ければ良いと思います。その中で事情から判断しにくい場合はその旨はっきり言って頂けると思います。

 これは、弁護士との面談に限ったわけではありませんが、どの点をみるのか(話しやすさ、話し方、方針の分かりやすさ)等を予め決めておくのもいいかもしれません。

3 相談後

 上記相談後、すぐにご依頼を決めるのも良いですし、後日決められる場合は、再度ご連絡した上で、その対応レスポンスを確認しても良いかと思います。今後少なくとも半年以上の付き合いになることが多いですのでどこかしらにストレスのたまる要素があればしんどいかと思われます。そこで今後大丈夫かといった点を確認されることが良いかと思われます。

4 まとめ

 以上の話した印象や分かりやすさ、自分との相性で決めて頂くのが一番良いのではと個人的には思っております。組織の大きさやホームページのきれいさでより良い結果になるわけではありませんので、初回面談については、それこそ相性を確かめる場にして頂くのが良いのかと思っております。

 それこそ、いくつかの事務所で無料相談をお得に試して頂いて、ご自身に合う事務所を決めて頂くために使うのが良い利用法かなと個人的には思っております。

 弊所でも、多くの分野について、無料相談を実施しております。
 兵庫県にお住まいの方はぜひご来所頂き、遠方にお住いの方も弊所はオンラインで対応しておりますので、一度気軽にご相談のご連絡を頂けますと幸いです。 

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