調停が係属しているが、全く進まないといった状況でした。
加えて、婚姻費用について、双方で合意できかけたのになぜか頓挫してしまったというものでした。正直進行の経緯が分からなかったので、私としても、合意ができているのであれば、それについて、再度の調整をかけましょうというものと離婚については全く進んでなかったので財産分与の整理をしましょうというものでお話しました(相手方に相応の財産があり、財産分与の必要性が高い事案でした)。
その後、いくつかの法律事務所を回られたとのことのようでしたが、私と相性が合うと思って頂いたのかご依頼の連絡を頂けました(後からお話頂けました)。
ご本人で調停を進められて、なかなか進まないことも少なくありません、むしろご面談時にお話を聞く限りではそのような状況がほとんどです。しっかりと整理してくれる調停委員にあたればいいですが、様々な方がいるのでその見極めも早期進行には重要な要素になってきます。
まずは、婚姻費用の調整ですが、相手方も特段争う姿勢はなかったようで、それを前提に裁判所に書面で整理し伝えたところ介入後次の期日で婚姻費用の調停合意が成立しました。
そこから、離婚に向けての整理を行っていきました。
私が介入前から整理して頂けていたとおり、双方離婚の意思は固かったようで、離婚については早くしたいとのことに争いはありませんでした。そこで、期日の間に資料を全て送って頂くようお伝えし、それを基にこちらの資料と合算し、財産分与の大枠は、その次の期日で整理をすることができました。この段階で既に相当額の取得金額の増加といった形になっておりました。その後、ご本人が強く希望しておりました慰謝料についての整理を行い、具体的事実を相手方にお伝えし、そうであれば多少は調整するといったお話を頂き、依頼者様の納得できる形で無事成立にこぎつけることができました。この件で相手方との依頼者様の意向調整については、それこそ遅い時間での電話調整で整理を行うといったものでした。当時の事務職員にまたお電話されるんですかと言われるほどでした。最後には、相手方との関係性も良くなり解決後、お話してもらえてよかったですと言ってもらえたほどでした。
介入前後で給付を受ける金額が5,6倍に上がったという事案です(ただ、元々整理ができていなかったので比べられるものでもないですが…)。私としてもこの件のようにやれることはやらせて頂こうと考えております(その内容は事前にご依頼前にお伝えさせて頂きます)。
一般に調停はご自身でも進めることができると言われているようですが、私は実際そうは思いません。協議状況を整理するだけでも調停委員と一緒にやるのは困難を極めますし、ましてや財産分与などの法的に複雑な論点を含むと相手方を納得させながら進めるのはまさに至難の業です。
実際にこの方は、介入前後で1000万円程度の差があり、弁護士費用を考慮しても依頼の価値はあったといえるかと思います。婚姻費用がそれなりに多額であれば、それだけでも弁護士を入れられるメリットは高いですし、実際にこの方も婚姻費用の点だけでも入ってよかった事案と言えるかと思います。
弊所は、婚姻費用や離婚についてのご相談について、無料相談を実施しております。
特に、本件のように調停が進まなくなったというような場合は、相談の範囲でも何ができるかをお伝えしますので、お気軽にお問合せ下さい。
無料相談はこちら。