不貞行為なしの精神的苦痛による慰謝料相場と請求のポイント
慰謝料この記事の結論(1分で要約)
対象: 配偶者の「肉体関係はないが親密すぎる交際」に悩み、法的手段を検討している方
結論: 不貞行為(肉体関係)がなくても慰謝料請求は可能。 相場は10万〜100万円程度。
理由: 裁判所は「平和な婚姻生活を維持する権利」の侵害を精神的苦痛として認める傾向があるから。
解決策: 以下の「3つの判定基準」で証拠を整理し、費用倒れを防ぐシミュレーションを行う。
中村法律事務所の対応: 初回相談無料で「請求すべきか」の見通しをプロが直接診断します。
「肉体関係(不貞行為)はないけれど、明らかに親密すぎて許せない」
そんなパートナーの裏切りに、精神的な限界を感じていませんか?
結論から言えば、肉体関係がない「不貞行為なし」のケースでも、精神的苦痛に対する慰謝料請求は可能です。しかし、証拠の集め方や交渉の進め方を誤ると、請求が認められなかったり、弁護士費用で赤字(費用倒れ)になったりするリスクも伴います。
本記事では、離婚相談500件以上の実績を持つ中村法律事務所の弁護士・中村誠志が、不貞なしの場合の慰謝料相場と、確実に「精神的苦痛」を認めさせるための条件をプロの視点で詳しく解説します。この記事を読めば、あなたが今取るべき最善の選択肢が明確になります。
目次
不貞行為(肉体関係)なしでも慰謝料請求はできる?
「肉体関係がないなら、法律上は浮気(不貞)にならないから諦めるしかない」
そう思い込んでいませんか?実は、それは大きな誤解です。
「不貞行為」の法的定義と「精神的苦痛」の関係
法律用語としての「不貞行為」は、原則として自由な意思で肉体関係(性交渉)を持つことを指します。
しかし、裁判所は肉体関係の有無だけを判断基準にしているわけではありません。
「平和な婚姻生活を維持する権利」を侵害されたかどうかが、精神的苦痛の賠償を認めるポイントとなります
肉体関係がなくても請求が認められるケース
いわゆる「プラトニック不倫」であっても、以下のような場合は慰謝料請求が認められる可能性があります。
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頻繁なデートや密会: 週に何度も二人きりで会っている。
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過度な親密メール・LINE: 「愛している」「一緒になりたい」等の表現。
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宿泊を伴う旅行: 肉体関係の立証が困難でも、親密性は極めて高いとみなされる。宿泊の事実認定がなされると、性交渉の事実認定がなされる可能性が高く、ここは他 の事実と違うので、十分の検討が必要です。
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家計への影響: 浮気相手に多額の貢ぎ物をしている。
【著者(弁護士 中村)の視点】
裁判例では「肉体関係に準ずるような親密な交際」によって婚姻関係が破綻したなら、不法行為が成立すると判断されています。諦める前に、まずは実態を整理することが大切です。
より詳細に述べると、性交渉まで至らないものでも一定金額の賠償を認めているものも少なくありません。ただ、この場合の金額は少なくなりかねず弁護士費用との兼ね合いでどう進めるかを面談時にお話させて頂き、ご自身が「損」してしまう可能性がある場合は事前にお伝えさせて頂きますのでご安心ください。
【相場表】不貞行為なしの精神的苦痛による慰謝料はいくら?
不貞行為なしの場合、慰謝料の金額は「その交際によって夫婦関係がどうなったか」に大きく左右されます。
| 状況 | 慰謝料の相場 | 特徴 |
| 離婚・別居しない | 10万円 〜 50万円 | 関係修復の余地がある場合、金額は低くなる傾向。 |
| 精神的苦痛により別居 | 〜 100万円 | 婚姻生活の平和が実質的に破壊されたとみなされる。 |
| 精神的苦痛により離婚 | 〜 150万円 | 非常に稀だが、交際が原因で家庭が完全に崩壊した場合。 |
相場を左右する要因
中村法律事務所で扱った500件以上の事例に基づくと、以下の要素が金額を押し上げます。
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交際期間: 数年にわたる隠れた交際。
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接触頻度: ほぼ毎日連絡を取り、会っている。
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子供の有無: 小さな子供がいる家庭での無責任な行動。
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反省の有無: 指摘しても交際をやめない、開き直る。
【著者(弁護士 中村)の視点】
不貞なしのケースでは、100万円を超える高額回答は決して容易ではありません。しかし、相手に「謝罪」や「接触禁止」を約束させることで、金銭以上の納得感(真の意味での解決)を得られる事例も多いです。
また、上記で挙げた「相場」は、あくまで裁判でという話になり、相手方が任意に応じる等であればいわゆる相場に留まらないことも少なくありません。ご面談で実際の推移に並行してその点もご説明させて頂きます。
あなたのケースはいくら?「精神的苦痛」を認定させる3つの重要判定基準
精神的苦痛は目に見えませんが、裁判所が金額を算定する際には明確な「物差し」があります。
私が面談で必ず使用する「説明のノート」のエッセンスから、3つのポイントを解説します。
1. 親密度の深さ
「単なる友人」と言い張れないレベルの証拠があるか。
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LINEの内容: 「好き」「会いたい」といった感情表現の頻度。
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接触時間: 深夜や休日、本来家族と過ごすべき時間をどれだけ削っているか。
2. 婚姻生活への影響
配偶者の裏切りによって、あなたの生活がどれほど壊されたか。
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健康被害: 不眠、うつ状態、心療内科への通院履歴は強い証拠になります。
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家庭内不和: 会話の消失、育児放棄、家計の圧迫など。
3. 相手方の態度の悪質性
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隠蔽工作: 嘘をついて外出を繰り返す。
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警告後の継続: 一度やめるよう警告したにもかかわらず、隠れて会っていた場合は金額が増額される要因です。
【著者(弁護士 中村)の視点】
証拠が「LINE 1通」だけでは厳しいですが、これらを「点」ではなく「線」でつなぐことで、裁判所を説得できる「不法行為」へと昇華させることが可能です。
難しい点は、いわゆる不貞行為と評価される「性交渉」まで認定された上で慰謝料が生じないとする裁判官はほとんどいませんが、例えば密着するやキスをするといった内容になると裁判官によってかなり判断が分かれるところです。
【証拠が薄い場合の逆転策】肉体関係がないからこそ重要な「状況証拠」の集め方
「ホテルに入る写真がないからダメだ」と諦めるのは早計です。不貞なしの請求では、小さな証拠の積み重ねが勝機を分けます。
状況証拠の有効性チェックリスト
複数の証拠を組み合わせることが重要です。
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LINE・メールの履歴: 削除されていても、バックアップや写真撮影があれば有効。
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通話履歴: 頻繁な長電話、深夜の連絡記録。
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GPS記録・ドライブレコーダー: 勤務時間外の不自然な移動先、車内での親密な会話。
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レシート・領収書: 二人分の食事代、相手の自宅近くのコンビニの利用履歴。
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プレゼントの購入履歴: 自分にはない趣味の品や、高額な贈答品。
証拠が足りない時にやってはいけないNG行動
感情的になって相手を問い詰めすぎたり、無理にスマホを奪ったりすることは避けてください。
証拠を隠滅されたり、逆にプライバシー侵害で訴えられるリスクがあります。まずはプロに相談し、「法的に使える証拠」の選別を優先しましょう。
不貞行為なしでも「損をしない」ための弁護士費用の考え方
慰謝料請求で最も避けるべきは、獲得した金額よりも弁護士費用の方が高くなってしまう「費用倒れ」です。
費用倒れ防止シミュレーション
中村法律事務所では、ご契約前に必ず以下のシミュレーションを行い、依頼者様が損をしない方針を提示します。
| 項目 | 裁判まで争う場合 | 示談(交渉)で早期解決 |
| 獲得予想額 | 50万円 〜 80万円 | 30万円 〜 50万円 |
| 弁護士費用 | 高め(着手金+成功報酬) | 低め(交渉のみのプラン) |
| 期間 | 1年〜1.5年 | 1ヶ月 〜 3ヶ月 |
| 精神的負担 | 大きい | 最小限 |
中村法律事務所が「事前準備」と「見通し」を重視する理由
「勝ち負け」だけでなく、あなたの手元にいくら残るか。それが私の最優先事項です。
実際に金銭的には「損」してしまう可能性がある場合は、予め明確にお伝えしますのでご安心下さい。
金額が低くなりそうなケースでは、無理に裁判を勧めず、**「内容証明郵便による警告+示談」**でコストを抑えつつ、相手に責任を認めさせる戦略を提案します。
【無料診断】あなたのケースで慰謝料請求は可能?費用倒れのリスクは?弁護士が直接お答えします。
「不貞なし」でも相手を逃がさない!示談交渉を成功させるステップ
不貞なしのケースでは、相手が「肉体関係はないから責任はない」と開き直ることが多いです。これを突破するには、段階的なプレッシャーが必要です。
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事実関係の整理: 収集した証拠から、言い逃れできない状況を作る。
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内容証明郵便の送付: 弁護士名義で送ることで、「本気で戦う姿勢」を見せる。
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示談交渉(話し合い): 金銭だけでなく「接触禁止」などの条件を提示。
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合意書の作成: 二度と繰り返さないよう、合意書などで法的拘束力を持たせる。
【著者(弁護士 中村)の視点】
弁護士が介入することで、相手は「これ以上隠し通すのは無理だ」「裁判になればさらに不利になる」と判断し、早期の示談に応じることが多々あります。
神戸・兵庫で慰謝料請求を検討中の方へ|地元の弁護士による直接対応
男女問題の解決には、迅速な対応と信頼関係が欠かせません。
中村法律事務所は、神戸駅徒歩7分の立地で、兵庫県内の方々を中心に寄り添ってきました。
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弁護士による直接対応: 事務員任せにせず、中村誠志が最初から最後まで責任を持って対応します。
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夜間・休日相談も可能: お仕事帰りでも安心してご相談いただける体制を整えています。
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プライバシーに配慮した相談スペース: 安心して心の内をお話しいただける環境です。
FAQ(よくある質問)
Q:LINEで「愛してる」と言い合っているだけですが、慰謝料は取れますか?
A:それだけで数十万円の慰謝料が認められるのは難しいですが、頻度や期間、それによる夫婦関係の悪化を証明できれば、数万〜十数万円の示談金で解決できる可能性があります。
Q:浮気相手の名前や住所がわかりません。
A:電話番号や車のナンバープレート、SNSのアカウントなどから調査することが可能です。諦めずにご相談ください。
Q:弁護士に頼むと逆に損をする気がして不安です。
A:中村法律事務所では、初回相談で「費用倒れのリスク」をはっきりお伝えします。無理な勧誘は一切行いませんのでご安心ください。個人的に、依頼者様にメリットがない受任は考えておりません。費用とは別に気持ちの整理のためとご確認させて頂ければ対応しますが、費用倒れはしっかりお伝えしますのでご安心ください。
弊所としては、「弁護士は受任すれば終わり」ではなく、「満足して解決して頂く必要がある」と思っておりますので、お気軽にご連絡下さい。
まとめ
不貞行為(肉体関係)がなくても、あなたの受けた精神的苦痛は法的に守られるべき権利です。
大切なのは、**「相場を知り、適切な証拠で、費用対効果を考えた戦略を立てる」**こと。
「真の意味での解決」とは、単にお金を受け取ることではありません。
相手に非を認めさせ、不適切な関係を断ち切り、あなたが再び前を向いて歩き出せるようになることです。
一人で悩まず、まずはその苦しみをプロにお話しください。あなたの隣で、最適な解決策を共に考えます。
「真の意味での解決」を、共に。
離婚・男女問題相談500件以上の実績。神戸の中村法律事務所では、弁護士・中村誠志があなたの隣で最適な方針を提示します。

![お電話:050-5805-2936[電話受付時間] 平日 9:30〜18:30](https://kobe-nakamuralaw.com/rikon/wp-content/themes/nakamura-rikon/img/common/tel.png)

離婚問題は、人生の大きな決断を伴うため、ご不安や戸惑いを抱える方が多くいらっしゃいます。私はそのような方に、「これからどう進むのが最善か」を、できるだけわかりやすくお伝えすることを大切にしています。
大切にしている3つの方針
● 誠実なアドバイス
無理にご依頼を勧めることはありません。法律的にご自身で進められる場合は、率直にお伝えします。
● 早期解決へのこだわり
「別居何年」などの一般的なイメージにとらわれず、実務と裁判例に基づき、できるだけ早く負担を減らせる道筋をご提案します。
● 一歩踏み込んだ対応
複雑な養育費や離婚条件の交渉など、難しい案件でも丁寧に向き合い、ご負担を軽くできるよう努めています。
離婚についてお悩みの方は、どうかお一人で抱え込まれず、まずはお気軽にご相談ください。
新しい生活へ踏み出すためのお手伝いができれば幸いです。