婚約破棄の慰謝料相場はいくら?正当な理由と証拠の集め方を弁護士が解説
慰謝料この記事の結論(1分で要約)
対象: 一方的に婚約破棄を告げられ、誠意ある賠償(慰謝料)を求めたい方
法律相談の場合: 突然の婚約解消で精神的苦痛を受け、今後の生活に不安を抱える個人様
結論: 慰謝料相場は50万〜200万円。
理由: 婚約の進行度(準備状況)や破棄の悪質性により、裁判上の評価が大きく変動するためです。
解決策: 以下の「5つのステップ」で適正な金額獲得を目指せます。
証拠の整理、相場判定、交渉方針の策定、直接交渉、決裂時の法的手続き。中村法律事務所では初回相談無料で見通しを診断します。
結婚を目前にして、突然の婚約破棄。目の前が真っ暗になり、「相手に責任を取らせたい」「せめて金銭的な償いをしてほしい」と考えるのは当然のことです。
しかし、いざ慰謝料を請求しようとしても、「口約束だけで払ってもらえるのか?」「自分のケースだといくらが妥当なのか?」と不安になる方も多いでしょう。
私は、これまで500件以上の離婚・男女問題に携わってきた弁護士として、数多くの婚約破棄トラブルを解決してきました。結論から申し上げます。婚約破棄の慰謝料は、正しい「証拠」と「戦略」があれば、50万〜150万円の範囲で獲得できる可能性が十分にあります。
本記事では、中村法律事務所が培ってきた知見をもとに、慰謝料相場の判定フローから、相手に言い逃れをさせない証拠収集の極意までを詳しく解説します。
目次
婚約破棄の慰謝料相場は50万~150万円|金額が決まる基本構造
婚約破棄による慰謝料とは、不当な婚約解消によって受けた精神的苦痛を補償するための金銭です。裁判実務における一般的な相場は50万円〜200万円程度に収まることが多くなっています。
慰謝料が決まる3つの要素
なぜ金額にこれほどの幅があるのでしょうか。それは、以下の3要素を総合的に判断するからです。
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婚約の確実性: 結納や親族への挨拶、式場予約など、どれだけ「結婚」が客観的に確定していたか。
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破棄の態様: 浮気や暴力など、相手の「責めに帰すべき事由」がどれだけ悪質か。
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被害の大きさ: 妊娠・中絶の有無、婚約を機とした退職、精神疾患の発症など。
弁護士の視点:中村法律事務所の考え
慰謝料は単なる「お詫び料」ではありません。弊所では、過去500件以上の相談データに基づき、お相手の支払い能力や過去の類似判例を照らし合わせ、単なる「相場」ではなく「実際に獲得可能な最大値」を予測することから始めます。
一般に婚約破棄を進めるとなると、婚約破棄を行う側も早期に解決したいと思うことがほとんどです。そうなると、「訴訟」より「交渉」での解決のインセンティブが働くことが多いです。それを前提に進めることもありうるかと思います。
【優先度1】あなたのケースはいくら?婚約破棄慰謝料の「リアルな相場」判定フロー
あなたのケースが相場のどこに位置するか、以下の早見表で確認してみましょう。
特に、相手方に浮気の事実があるか否かが大きな金額になるかの分水嶺だと思って頂くと分かりやすいかと思います。
ケース別:慰謝料相場判定表(全4ケース)
| 状況・条件 | 相場の目安 | 増額のポイント |
| ケース1:初期段階(口約束、親への挨拶のみ) | 30万〜50万円 | 頻繁なやり取りや、将来の計画を具体的に話していた証拠 |
| ケース2:準備進行中(式場予約、指輪購入済) | 50万〜100万円 | キャンセル料の発生、知人への報告状況 |
| ケース3:同棲・退職あり(結婚を機に退職) | 50万〜200万円 | 逸失利益(本来得られたはずの給与)の考慮 |
| ケース4:悪質な理由(不倫、妊娠・中絶あり) | 150万〜300万円 | 精神的ショックの大きさ、医師の診断書 |
金額を左右する「増額の7条件」
以下の項目に当てはまる数が多いほど、相場の上限を狙える可能性が高まります。
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交際期間が3年以上の長期間である
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既に結納を済ませている、または婚約指輪を授受している
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結婚式場の予約や新居の契約が完了している
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結婚を機に勤務先を退職、または転居している
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相手の浮気(不貞行為)が原因である
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妊娠中、または中絶を余儀なくされた
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相手の収入や資産が極めて高い
著者視点ボックス
現場では、相手方が「まだ婚約は成立していなかった(ただの付き合いだった)」と主張し、金額をゼロにしようとするケースが多々あります。こうした反論を予測し、最初から「外堀を埋める証拠」を提示することが、高額獲得の鍵となります。
ただ、客観的な状況が重要になってきますので、何かどうなっていたのかをしっかりと押さえていくことが必要になります。
婚約破棄で慰謝料を請求できる「正当な理由」と「認められないケース」
婚約破棄がすべて慰謝料の対象になるわけではありません。法的に「不当」とみなされるかどうかが分かれ目です。
【比較表】正当な理由 vs 不当な理由
| 区分 | 具体的な内容(例) | 慰謝料請求の可否 |
| 破棄に正当な理由がある | 相手の浮気、暴力(DV)、多額の借金発覚、重大な病気の隠匿 | 請求不可(逆に請求される側) |
| 破棄に正当な理由がない | 性格の不一致、親の反対、他に好きな人ができた、マリッジブルー | 請求可能 |
「性格が合わない」という理由は、日常生活ではよくある話ですが、法的には「正当な理由」にはなりません。正当な理由なく一方的に婚約を破棄した側は、相手に対して損害賠償義務を負います。
【優先度2】「口約束」を法的な証拠に変える——弁護士が教える証拠収集の極意
「結納もしていないし、証拠なんてない」と諦めるのは早計です。現代の裁判や交渉では、断片的な情報の積み重ねが強力な証拠になります。
【チェックリスト】有効な証拠品リスト(全5項目)
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1. LINE・メールの履歴: 「結婚しよう」「親に会ってほしい」等のやり取り。
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2. 写真・動画: 婚約指輪の受け渡し、家族との会食、結婚式場の下見。
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3. 金銭のやり取り: 式場の予約内金、新居の契約書、家具の購入レシート。
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4. 外部への周知: 勤務先への「慶弔休暇」や「住所変更」の申請。
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5. 親族・知人の証言: 「結婚すると聞いていた」という第三者の言葉。
弁護士の視点:中村法律事務所の知恵
弊所では、面談時に**「説明ノート」**をお渡しし、どの証拠がどの事実を証明するかをクライアントと一緒に整理します。特に「相手が婚約を認めた録音データ」などは、交渉において一発回答を引き出す強力な武器になります。
その他、何があってなかったのかを私の方で聞き取りをさせて頂きますのでお気軽にお問い合わせください。
自分で進めるか、弁護士に頼むか?解決の難易度とリスク
自分で交渉を行うメリットは「弁護士費用がかからないこと」ですが、デメリットは「感情的になり解決が遠のく」「相手に軽視されて相場以下の回答しか引き出せない」ことです。
特に、相手が「弁護士に相談済みだ」「婚約なんて成立していない」と強気に出てきた場合、個人で対抗するのは極めて困難です。
中村法律事務所では、まず「今のご状況で弁護士を入れるメリットがあるか」を正直にお伝えします。 方針を明確にし、見通しを伝えることで、無駄な紛争を避けるのが私たちのスタイルです。
**初回相談無料(時間制限なし)**で、まずはあなたの権利を診断しませんか?
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【優先度3】弁護士依頼で「費用倒れ」しないための3つの判断基準
「弁護士を雇ったら、もらえる慰謝料より費用の方が高くなった」という事態は避けなければなりません。以下の3つの基準に照らし、依頼を検討してください。
【表】獲得予想額 vs 弁護士費用のシミュレーション
| 獲得予想額 | 弁護士活用の判断 | 依頼のメリット |
| 30万円以下 | 慎重に検討 | 経済的利益よりも「相手への謝罪」を重視する場合。 |
| 50万〜100万円 | 依頼推奨 | 交渉による増額で見通しが立ち、手残りも確保しやすい。 |
| 150万円以上 | 強く依頼推奨 | 相手も徹底抗戦してくるため、プロの戦略が必須。 |
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証拠の質: 証拠が弱い場合こそ、弁護士が交渉することで「法的なリスク」を相手に自覚させ、支払いを促せます。
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相手の誠実さ: 無視や暴言がある場合、弁護士が窓口になるだけでストレスが激減します。
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手残りの最大化: 私たちは「最終的にクライアントの手元にいくら残るか」を最優先に考え、報酬体系をご説明します。
【優先度4】早期解決を目指す「解決金・手切れ金」交渉の戦略的活用法
「裁判で何年も争いたくない」という方には、**解決金(手切れ金)**という名目での早期決着を提案します。
法的な「慰謝料」という言葉に相手が拒絶反応を示す場合でも、「二度と連絡しない、関わらないための清算金」という構成にすることで、スムーズにまとまるケースがあります。
中村法律事務所の「早期解決」への取り組み
以前、親族間での激しい紛争案件において、相手方の性格を分析し、あえて「相手方にも弁護士を付けてもらう」よう促すことで、プロ同士の冷静な数字の詰めを行い、泥沼化を避けて解決に導いた事例があります。男女問題でも同様に、**「どう伝えれば相手が判をつくか」**という青写真を描いてから交渉に臨みます。
著者視点ボックス
裁判はあくまで最終手段です。迅速な対応(原則翌営業日までのレスポンス)を徹底し、相手の心理を読んだ交渉を行うことで、数ヶ月かかる紛争を数週間で終わらせることも可能です。
中村法律事務所が「真の意味での解決」を実現できる理由
婚約破棄は、単なる金銭トラブルではありません。あなたの人生の時間が奪われ、心が傷ついた重大な事件です。
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弁護士が直接対応: 事務員任せにせず、中村誠志が直接お話を伺い、方針を提示します。
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迅速な対応: 原則として翌営業日までにレスポンスを行い、不安な時間を最小限にします。
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神戸駅から徒歩7分・オンライン可: アクセス良好な事務所での対面相談のほか、全国オンライン対応も可能です。
表面的な和解ではなく、あなたが前を向いて新しい一歩を踏み出せるよう、私たちはパートナーとして寄り添います。
よくある質問(FAQ)
Q1:口約束だけでも婚約破棄の慰謝料は請求できますか?
A:可能です。ただし、第三者から見て「将来結婚する合意があった」と言えるだけの状況(親への挨拶、継続的な結婚準備のやり取りなど)を証拠で裏付ける必要があります。
Q2:マリッジブルーでの破棄でも慰謝料は取れますか?
A:マリッジブルーは法的な「正当な理由」にはあたりません。一方的な破棄であれば、慰謝料請求の対象となります。
Q3:不倫(浮気)が原因の場合、相手の浮気相手にも請求できますか?
A:はい。婚約関係も法的に保護されるべき利益であるため、関係を壊した第三者(浮気相手)に対しても慰謝料を請求できる可能性があります。

![お電話:050-5805-2936[電話受付時間] 平日 9:30〜18:30](https://kobe-nakamuralaw.com/rikon/wp-content/themes/nakamura-rikon/img/common/tel.png)

離婚問題は、人生の大きな決断を伴うため、ご不安や戸惑いを抱える方が多くいらっしゃいます。私はそのような方に、「これからどう進むのが最善か」を、できるだけわかりやすくお伝えすることを大切にしています。
大切にしている3つの方針
● 誠実なアドバイス
無理にご依頼を勧めることはありません。法律的にご自身で進められる場合は、率直にお伝えします。
● 早期解決へのこだわり
「別居何年」などの一般的なイメージにとらわれず、実務と裁判例に基づき、できるだけ早く負担を減らせる道筋をご提案します。
● 一歩踏み込んだ対応
複雑な養育費や離婚条件の交渉など、難しい案件でも丁寧に向き合い、ご負担を軽くできるよう努めています。
離婚についてお悩みの方は、どうかお一人で抱え込まれず、まずはお気軽にご相談ください。
新しい生活へ踏み出すためのお手伝いができれば幸いです。